行方不明者の分類とは
日本での行方不明者や失踪者、家出人といった人たちの捜索願は年間で数万件に上ります。
行方がわからなくなってしまう人には、それぞれの理由や現状、個人の精神的な状態が影響したものが多く、人探しではこれらの行方のわからなくなった人の状態を分類して、捜索をしているケースがあります。
行方不明者の分類としては以下のものがあります。
・行方不明者
行方がわからなくなった理由、動機が不明で、手がかりがなく事件に巻き込まれてしまっている可能性が高い人のことを言います。
・失踪者
行方がわからなくなった、行方を眩ませた動機が不明瞭だが、原因が内面的(精神的)なものが大きく影響しているだろうと考えられる人で、人間関係や仕事のこと、家族関係や問題があります。
・特異家出人
何かしらの理由、または症状があり、それが理由で行方がわからなくなってしまった人のことを言います。この特異家出人にはうつ病患者や痴呆患者などの高齢者、または自殺をする可能性が高い人が含まれています。
・家出人
行方がわからなくなってしまった動機がハッキリとしており、家出をしても社会との繋がりを持とうとする人のことです。
それぞれの行方不明者の分類によってその対応、そして捜索の手順が変化します。
まずは、どうして行方を眩ませてしまったのか、そしてその行動には何か理由があったり、事件性があるのではないかを判断した上で、警察または調査会社へ捜索を依頼するといいでしょう。